2008年11月21日金曜日

安来の田んぼでコハクチョウ観察

 今日は、地元小学校4年生の総合学習の日。今回で5回目になる企画で、水鳥公園と安来の水田地帯でハクチョウ観察を行いました。
 
 はじめに米子水鳥公園で双眼鏡と野鳥図鑑を貸し出して、使い方の練習をしました。ノスリとオオタカが観察でき、みんな大興奮でした。「オオタカすげ~!」
 
 
 
 

 次に、バスで安来の水田地帯へと移動しました。移動にはバスで26分かかりましたが、コハクチョウは10分弱で移動できるよ、とお話ししたら、みんな驚いていました。自由に空を飛べるコハクチョウがうらやましいですね。
田んぼでは、コハクチョウたちが広範囲に散らばり、落穂を食べている様子が観察できました。
 
 お弁当を食べた後、東出雲町の意東海岸へ行きました。ここは、かつてコハクチョウの餌付けが行われていた場所で、中海のコハクチョウの歴史上、重要です。「コハクチョウが暮らすためには、採食場とねぐらの両方が隣接していることが重要なんだよ。」 
 

 意東海岸では、児童達は貝殻拾いに夢中。沖に浮かぶ鳥たちよりも、みんな足元を一生懸命見ていました。「きれいな貝殻をたくさんみつけたよ!」
 
 
 
 

 こちらの子は、カニの死体を拾いました。中海の湖岸にはいろいろなものが落ちていて、児童達は興味津々でした。
 
 
 
 
 
 
 
 今回のバス遠足で、地元の子ども達が中海で暮らしているコハクチョウの姿を直に観察することで、コハクチョウが暮らせる環境について知ってもらえたら幸いです。
 
鳥情報:クロツラヘラサギが再び姿を消しました。今日は姿が見えませんでした。どこに行っちゃったのでしょう?