中海の離島で繁殖するカワウ中海水鳥国際交流金財団では、中海のカワウの移動分散と個体数変動を調査しています。
本日は、カラーリングと足輪をつける定期調査でした。
カワウは、1970年絶滅しかかっていた鳥ですが、現在は著しく個体数が回復し、あちこちで漁業被害を及ぼしています。そのため駆除などが行なわれていますが、ヨーロッパなどの先進地では、無計画な駆除は、漁業被害が拡大する可能性が指摘されています。
今後カワウは、狩猟鳥となる予定であり、今後狩猟による拡散や個体数の変動が予想されます。個体群の管理を行なうためには、どうしても長期的なモニタリングと調査が必要です。
財団では、すでに中海で繁殖するカワウ100羽以上に標識をつけ、その移動分散を調べたり、ネグラの個体数をカウントしています。
野生生物の個体郡管理の理論は、まだ完成されたものではなく、その生き物の生態調査やや及ぼしす被害を比較しながら、最善の管理方法を考えていかねばなりません。
標識カワウの情報 http://www.yonagomizudorikouen.or.jp/kawau.html