2007年12月31日月曜日

今日も寒かった!

昨日に続いて、今日も吹雪の米子水鳥公園。
寒冷地仕様のカモやコハクチョウたちも、ちょっと辛そうでした。
 
今日も南西方向からの吹雪。
大山はおろか、
すぐ近くの粟嶋神社の森すら見えなくなりました。
 
 
 

吹雪にさらされるオナガガモたち。
胸に吹き付けた雪が積もっていきます。
 
 
 

 

北極圏生まれのコハクチョウも、
目を細めて吹雪に耐えていました。
 
 
 
 
 
 
 
今日も昨日と同じく、
ネイチャーセンター前にカモやコハクチョウが集結していました。
 
吹雪だけでも大変なのに、
今日はオオタカの若鳥がオナガガモを狙って4度も襲撃してきたので、
カモたちにとっては落ち着かない一日になりました。
 
クロツラヘラサギは、今朝から行方不明です。
クロツラヘラサギは、1月2日には再戻ってきました。
吹雪は、元旦で終わりました。

2007年12月30日日曜日

ようやく冬らしくなりました!

あと二日で新年を迎える今日、
ようやく冬らしい天候になりました。
強烈な西風と吹雪の中、水鳥公園の鳥たちは丸くなってじっと耐えています。

ここで問題です。
この写真に写っている白い鳥四種類は何でしょう?
 
 
 
 
 
 
吹雪の中のコハクチョウ。
 
 
 
 
 
 
 
群れで飛び回るトモエガモ。
 
 
 
 
 
 
 
珍しいことに、
普段遠くにいる鳥たちがネイチャーセンターの目の前に集まってくれました。
 
普段ははるか遠く(400m以上先)に群れているトモエガモもご覧のとおり。
距離は15mくらい。
曇天の日は光が柔らかく、ともえ模様もきれいに緑色に輝いていました。
 
 
 
こちらはミコアイサのオス。
メスはネイチャーセンターの近くにも寄ってきますが、
オスはなかなか近くに来ません。
これも距離15m位。
 
 
 
 
 
 
米子水鳥公園ネイチャーセンターは、年末年始は無休で開館しています。
楽しいお正月イベントも催しますので、是非お越しくださいませ。

2007年12月28日金曜日

暖冬でカモが多い米子水鳥公園


12月も終わろうとしているのにあったかい日々です。
例年ならば、北風が吹いている頃なのですが、
公園の池の様子は穏やかです。大山の雪もまばら・・・
寒くなると、数が少なくなるカモ類もまだ大きな群れがいますし、
コハクチョウもあったかいので米子水鳥公園で一日過ごす個体が
多いようです。

2007年12月22日土曜日

ヒロシさんが来た!


昨日、水鳥公園で関西テレビ放送の「旅っきり!」という番組の収録が行われました。
出演者は、タレントのヒロシさんと江口ともみさんです。
境港と米子の観光名所を二人が旅する企画です。

指導員が紹介したカモの生態の中で、
「カモはメスが番い相手を選ぶ」
「かっこよくないオスは子孫を残せない」
という点に、
ヒロシさんは「う~ん、そうか…」と感慨無量?のご様子でした。

今最もお勧めの鳥であるクロツラヘラサギは、ちょうど隠れていて見ていただくことができず、残念でした。ところが、収録が終わってスタッフがお帰りになったとたん、
クロツラヘラサギは姿を現し、ネイチャーセンターのすぐ前にカワセミ(写真)も登場しました。
まさに、○○の法則ですね。
この番組「旅っきり!」は、2008年1月13日(日)9:30~10:00に関西テレビで放送予定です。
是非ご覧ください!

2007年12月20日木曜日

ロシアレナデルタにおいて2001年に首輪標識のコハクチョウ 天津へ

中海水鳥国際交流基金財団では、2001年に全労災の助成を受け、米子水鳥公園友の会、レナデルタ生物学研究所とともに、コハクチョウの繁殖地であるレナデルタで首輪標識を行いました。
 繁殖地での標識調査により越冬地が判明すれば、相互の湿地が協力してその鳥を保全することができ、渡り鳥にとってとて、とても重要な情報です。
 

今回、ロシアレナデルタにおいて2001年に首輪標識のコハクチョウ が天津を通過していることが分かりました。
今後、両湿地の交流が進めば何よりです。 



 

レナデルタ 
http://www.jawgp.org/anet/anl002cj.htm 
pdf版 English
http://www.jawgp.org/anet/anl002.pdf
レナデルタの情報
http://www.sizenken.biodic.go.jp/flyway/site/Russia/Lena.html
http://www.jawgp.org/anet/ru004ja.htm

皆生温泉の観光センターでエコツーリズムの講演会。

米子水鳥公園から15分ぐらいの場所に皆生温泉という有名な温泉街があります。
今日は、ここの米子市観光センター0859-35-0175
鳥とエコツーリズムと題して講演会をしてきます。
皆生出発の米子水鳥公園をめぐるネイチャツアーも企画しており、
2人から実施してくれるそうです。
お申し込みは、大山王国0859-22-3131http://www.daisenking.net/です。
米子水鳥公園、宿泊、米子水鳥公園、宿泊、米子水鳥公園、宿泊
ホテル、ホテル、ホテルホテル

水鳥公園だよりをリニューアルしました!

2007年度1月号から、水鳥公園だよりをリニューアルしました。
さらに、水鳥公園ホームページから水鳥公園だよりをpdfファイルで閲覧できるようになりました。
従来はテキストデータのみでしたが、これからは配布版と同様、イラスト入りの楽しいレイアウトで閲覧できます。
ぜひご覧下さい!

2007年12月18日火曜日

ヒシクイ 7羽が飛来

米子水鳥公園に国の天然記念物ヒシクイの群れが飛来していました。
意外と近く、ネイチャーセンターから150メートルぐらいの位置です。

初夏に一生懸命草刈をしたまさにその場所です。
http://nakaumi.blogspot.com/2007/05/blog-post_7678.html



 オニビシの写真  これを食べるからヒシクイというそうです。
ちなみにこれを食べた鳥のウンチはなぜか紫色をしています。

2007年12月15日土曜日

クロツラヘラサギが増えた!


本日早朝、コハクチョウのカウント中にヘラサギ類が2羽眠っているのを職員が見つけました。一羽はもともといる標識が付いている個体ですが、もう一羽は何者?

ひょっとして、「クロツラヘラサギが分裂した??」

その後、ネイチャーセンター正面に飛んできた2羽をみて、新たにクロツラヘラサギが1羽飛来していたことが分かりました。(写真左)

もともといた1羽は、久しぶりに仲間と出会ったわけで、
喜んでいるかと思いきや、意外なほど無関心。
この二羽の関係が今後どうなるか楽しみです。

2007年12月14日金曜日

300羽のトモエガモが群翔


米子水鳥公園では、今年もトモエガモの群れがやってきました。
 今日の時点で300羽の群れです。トモエガモは、一つの大きな群れで越冬することが特徴で、韓国では60万羽の群れがいます。
米子水鳥公園では、12月ごろトモエガモの群れが見られますが、一月になると、いつの間にかいなくなってしまいます。
http://www.jawgp.org/anet/anafo602.htm トモエガモについて


2007年12月13日木曜日

鳥取県衛生環境研究所がコアマモの移植実験を行いました。

12月の寒空に雨が降りしきる中、中海の再生を目指して、
鳥取県の衛生環境研究所が、米子水鳥公園近くの中海干拓承水路で、コアマモの植え付け実験をされました。
 
 一番えらい担当者が、自ら潜り植えつける姿は、涙ぐましいものがありました。

しかも、ウエットスーツ・・・


 昔は、中海に豊富に生育するコアマモを、コハクチョウが食べていたそうです。
 昔のように中海にコアマモが広がり、中海で水草を食べるコハクチョウの姿を見ることができたらいいですね。

コアマモは、遺伝的に考慮されたものです。

2007年12月9日日曜日

粘土で鳥を作ろう!

今日は、子どもラムサールクラブの9回目として、
「お気に入りの鳥を粘土で作ろう!」を開催しました。

午前中は、鳥を観察してお気に入りの鳥探し。

カモがいっぱいいるね!



お弁当を食べた後、お気に入りの鳥を紙粘土でつくりました。

この鳥はどんな模様だったかな~?






紙粘土に絵の具を混ぜて鳥を作りました。
こんなかわいい鳥が仕上がりました。
とっても特徴がよく現れていますね。この鳥の種類がわかりますか?

2007年12月8日土曜日

フェザーカービング教室の作品を展示しました。


米子水鳥公園で、10月11月に実施した
フェザーカービング教室の作品を展示しました。
2008年1月12日までです。

クロツラヘラサギ「大物をとったぞ~!」

今、 米子水鳥公園では、
今年ネイチャーセンター前に作った砂浜で、 クロツラヘラサギが毎日見られます。

クロツラ君はここがとっても気に入っているようです。
朝夕に食事をして、昼間はほとんど寝ています。

今朝は、クロツラ君はフナの大物を捕まえました。
ところが、大きすぎてなかなか飲み込めません。

後ろからは、アオサギが追いかけてきます。
「おい、いいもん持ってるな。よこせ!」
「いやだよ~!」

今日のヘラサギ観察会


米子水鳥公園では、毎月第二土曜日に
観察会を行っています。
今月は、ヘラサギ観察会
ところが、大変、今年は、毎年来るヘラサギがやってきていません。20年ぶりの珍事・・・・
でも今年は、クロツラヘラサギがいてくれて助かりました。
ヘラサギのフィギュア(明日の子どもラムサールクラブで作ります。)

2007年12月7日金曜日

大学の授業で米子水鳥公園に来ていただきました。

米子水鳥公園は、さまざまな形で利用されています。
今日は、鳥取大学の生態工学という授業で学生さんたちがたくさんいらっしゃいました。(島根大学の授業もいらっしゃったことがあります。)
 今日は、鳥の名前と分類方法、中海の干拓の歴史や
湿地のビジターセンターの意義や、ラムサール条約における湿地の保全の手法や国際交流の必要性などを説明をしました。
ちょっと、難しかったかな・・・
学生さんたちレポート頑張ってください。
今日いた鳥: コハクチョウ・クロツラヘラサギ・ミコアイサ・トモエガモ・マガン

2007年12月1日土曜日

青いサワガニの展示始めました!

今日から、山陰地方ではとても珍しい、
青いサワガニ(♀)の飼育展示を始めました。
このサワガニは、米子市の隣町である南部町で発見されたものです。
現在、ふつうのサワガニ(♂)と一緒に公開中です。

サワガニの色には、大きく分けて「朱色」「赤褐色」「淡青色」
の3タイプがあるそうですが、
山陰地方では淡青色のサワガニの報告がありませんでした。
地域によっては、青いサワガニが普通に見られるところもあるようです。

皆さんは青いサワガニを見たことがありますか?
見たことがない人は、是非、米子水鳥公園に見にきてくださいね。


これは山陰地方ではふつうのサワガニ。
赤褐色タイプ。



こちらが山陰地方では珍しい、淡青色のサワガニ。

キツネが現れた!

本日午後2時前ごろ、
池の岸辺で休んでいたカモ達が一斉に水に飛び込み、
警戒態勢をとりました。
またオオタカがやってきたかな?と思ってスコープを向けたところ、
何とキツネが池の岸辺を歩いていました。

タヌキならば時々見かけますが、キツネはとても珍しいです。
しかも、白昼堂々の出現という数年に一度の珍事に、
職員もお客様もびっくり!

キツネはカモを食べたかったのか、
水面に群れるカモをじーっと眺めていましたが、
やがて茂みの中へ姿を消しました。



画像提供:森岡千尋さん
米子水鳥公園では、天敵から水鳥が安心して休めるように、見通しを良くするための草刈りや、安心して休める島づくりなどの環境管理作業を夏の間にしています。

米子水鳥公園の朝 日の出


 米子水鳥公園を管理する中海水鳥国際交流基金では,ハクチョウの飛来期の11月から3月まで、土曜日・日曜日の7:00~開園しています。
たくさんのコハクチョウが観られるとともに、大山から朝日が昇る様子が見られます。
お正月元旦には、「初日の出観察会」もあさ7:00から毎年実施しています。