2007年7月12日木曜日

湿地保全は、国際的視点が大切!!   子ども湿地交流実施します。

 米子水鳥公園では、開園以来国際交流にも力を入れています。
鳥と国際交流が何の関係があるのと思われるかもしれませんが、これがとっても大切です。
 実は、多くの鳥たちは、渡りをして世界中を飛び回っています。もし、米子水鳥公園でコハクチョウを見たとしたら、その鳥は、前日にロシアにいたものかもしれません。
一つ前のブログで紹介したオオヨシキリの雛も、後数ヶ月もすれば、東南アジアへ向けて数千キロの旅に出ます。もし、日本でいくら野鳥を保護していても、渡っていった先で保護されていなければ意味がありません。そのようなことから、中海財団(中海水鳥国際交流基金財団)の正式名称には、国際交流がついているのです。
 実際、このような渡り鳥を守るために二国間条約が結ばれていたり、生息地となる湿地を保全するためにラムサール条約が結ばれています。

 また、そういった意図を若い世代に伝えるために、中海財団では湿地について学ぶ子供たちを、海外に派遣する事業をしています。今年は、ラムサールセンターと米子水鳥公園友の会などが協力して、韓国の安山市で開催される「日中韓国際子ども湿地交流」に四人の子どもたちに行ってもらうことにしました。彼らが、何を得て帰ってきてくれるのか、とても楽しみです。