一部報道でご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、米子水鳥公園に長期滞在していたクロツラヘラサギ1羽が、2月11日に死亡しました。
11日の午後3時半ごろ、園内の浅瀬で採食していたクロツラヘラサギが、オオタカの若鳥に襲われました。クロツラヘラサギはオオタカに完全に押さえ込まれてしまい、生還は絶望的でした。
そこにケアシノスリが現れ、オオタカからクロツラヘラサギを横取りしました。しかし、まもなくケアシノスリはノスリに追い払われ、クロツラヘラサギは誰にも食べられず、その場に放置されてしまいました。
そのため、職員がクロツラヘラサギの死体を回収し、標本として保存することにしました。
死体は殆ど損傷が無く、あごの下あたりに左右一箇所ずつ穴が開いていただけです。オオタカは、一撃でクロツラヘラサギの急所に爪を立てて仕留めたようです。初確認からおよそ1年4ヶ月の間、中海・宍道湖に滞在し、多くの人々に親しまれていた個体だっただけに、大変残念です。
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